
オーストリッチは、日本では一般的に、ダチョウ・駝鳥と呼ばれています。
高級革製品に使われることが多く、いまや「オーストリッチ」は、ダチョウ皮革の通称となっています。
ダチョウは世界最大の鳥類で、体重120キロ、身長2.5メートルにもなり、その起源に関しては、考古学者の調査によると700万年前から生息しており、その羽根の売買は数千年前まで遡ります。
ダチョウは2本足の動物の中で最も俊足であり、その速度は時速70キロ以上に達します。
また、鳥類の中でつま先が2つに分かれている唯一の種類で、その寿命は50年にも及びます。
アラビア人はダチョウを“キャメル・ バード”(ラクダ鳥)と呼び、学名ではStruthio camelusと呼ばれています。
メスのダチョウは自然の環境下(巣)で1シーズン、10から15の卵を孵化しますが、オーストリッチ農場では1,200個までの卵を収容出来る自動孵化装置を使っています。
オーストリッチの卵の重さは1個あたり約1.5kgで鶏卵の25個分に値します。
鳥類の中で一番大きな卵ですが、鳥の身体のサイズと重さとの比率では鳥類の中で一番小さな卵になります。
3歳で成熟し、成熟したメスは1シーズンに40から60個の卵を生みます。
南半球での繁殖期は8月から3月の間で、孵化は充分に改良された孵化装置の中で、約摂氏36度で42日間かかります。
ダチョウの赤ちゃんは、乾燥台地の乾いた植物にカモフラージュされるようになっています。
生後、最初の2、3日は、病気から感染しやすいため集中ケアが必要です。
これが終わると養親による食生活のレッスンが小さな囲いの中で行われます。
成長促進剤等は使用せず一切無添加の科学的に調合された飼料が、常に自然の穀物と一緒に与えられています。
帽子の羽や、高級革製品の素材としてだけでなく、最近は食用としても人気を集めています。
低脂肪、低カロリー、低コレステロールでたんぱく質が豊富といった健康食の流行が、世界的にダチョウ肉の人気に拍車をかけています。
プライム・カット、フィレ、ステーキはロースト、グリル、シュニッツル(カツレツ)向きです。首、グーラッシュ(辛口シチュー)用の切り肉や、パテ作りに欠かせないレバーは最近人気が高まってきました。
ダチョウ肉は生肉のまま、またシーズン以外の需要に対しては冷凍肉として輸出しています。